『今回 豊田、四賀が本一だよ』
『どうする?』
『そりゃ、行くよ』
と よくわからない会話から始まって失礼しました。
技工士の宮田です。
先の会話がわかる人は諏訪大社上社の氏子ですかね?
先日の日曜日に諏訪大社上社の御柱祭がありました。
実は家内の実家が諏訪で上社の氏子なのでちゃっかり参加してきました。
ここですこし御柱祭について解説を。
御柱祭は数えで7年に一度(申年と寅年の6年に一度)行われます。
山から御柱(巨木)を氏子が曳いて諏訪大社に奉納します。
諏訪大社には。上社(かみしゃ)と下社(しもしゃ)の二社があり、上社には(本宮、前宮)、下社には(春宮、秋宮)の四宮があります。
それぞれの宮に4本の御柱を奉納します。それぞれ本一、前一、春一、秋一とありそれぞれ四まであります。
氏子は住んでいる地区で決まります。
富士見町、原村、茅野市、諏訪市の一部が上社の氏子で、下諏訪町、岡谷市、諏訪市の一部が下社の氏子になります。
私の家内の地区は上社の氏子なので上社の御柱についてもすこしお付き合いを。
上社の場合ですが、どの御柱を曳くかはくじ引きで決まります。
くじ引きを引く人は責任重大です。当然一それも『本一』を引き当てたいところです。
私の家内の実家の地区は諏訪市の豊田というところです。今回はなんと本一を曳けるので豊田地区はざわついており、
山梨の私のところまでお誘いがあったしだいです。ちなみに本一を曳くのは96年ぶりだそうです。
私の参加した御柱祭は山出しというものです。(参加といっても綱をひっぱるだけですが)
山出しの見所は木落としと川越しです。(本当は他にも見所はたくさんあります。)
上社の御柱にはめどでこという角のようなも前後に2本ずつありそこに若者(本物の?地元のひと)がのります。
上社の木落としはめどでこに人をのせたまま坂を下ります。
いかにきれいに(途中で横になったりせず)坂を下るかがポイントになります。
木落としのあと川を越えます。(もちろん、めどでこには若者がのっています。)
このときもきれいに川を越すのがポイントになります。
山出しは川を越えたところでめどでこを外して来月の里曳きまでおやすみします。
八本の御柱は御柱屋敷(広場?)に置いてありますのでご自由に・・・。という感じです。(今まではそうでした。)
諏訪方面に御用の方はごらんになってみてはいかがですか?(茅野市、安国寺にあります。)
来月は里曳きがあります。(5月3日〜5日)曳いてきた御柱を建てます。
実は一度も見たことがありません。ちょうどお休みなので行ってみようかな?
この時期の諏訪地方のお年寄りの口癖です。
『次の御柱は見れないなぁ〜』という声をあちこちで聞きます。が3〜4回同じようなことを言っています。
家内の祖母も言っていました。
みなさんも上社御柱祭に一度いかがですか?